ジャニーズJr.とFIRE BEAT
NHKホールで顕嵐くんに落っこちた新参者だけど、ジャニーズJr.の魅力なら友達に散々聞かされたものだった。(少クラだってその友達に半強制的に付き合わされた)
聞かされた、付き合わされた、と失礼な表現を重ねたけど、今は彼女にとても感謝してる。顕嵐くんに出会わせてくれてありがとう!いや、初めて見たのは近キョリ恋愛のときだったんだけど。今はこんなに好きなのに、あの時はどうしてかちっとも響かなかったの。ほんとに何があるか分からないよね。近キョリの話題になればいつも岸くん派を名乗ってたおんなだよ。
まあ、前説芸人はおいとまして。
改めてあの放送を繰り返し、繰り返し見て。なんって歌詞だ!と。(某芸人)
説明の必要がないくらいに、FIRE BEATの歌詞とジャニーズJr.の親和性が高くて驚いた。本家キスマイ兄さんもJr.時代から大事にされている楽曲なんだとか。
あのステージに立ってこれを歌ってきたすべてのジャニーズJr.が、自分の中にある焦りやら(良い意味での)自己顕示欲やらを、その歌詞のすべてとやりつくせる限りのダンスと歌に託してなんとか生きてきた。んだと、思う。
Jr.はいつ辞めてもおかしくないから、と私たちのキューピットが言う。ここの辺りはファンじゃなかった今まであまり詳しくなかったんだけど、ジャニーズJr.は事務所を辞めても公に発表されないらしい。初めて知って衝撃をうけた(※ジャニーズファン界隈では常識)。
まあそれもそうか、とも思う。きっと言い出したらキリがないだろう。見えないところでもどんどん人が消えていってる。仕方ないけど、残酷な話だ。
たとえメインで歌ってたとしたってあの踊りよう。とても余裕ぶっこいたやつらだなんて思えない。Jr.の魅力ってこれかあ!とひどく納得させられる。消えてしまうかもしれないという代償は、限りなく大きいけれど。
でもさ、あの歌を真ん中で歌った、本物の大歓声のなかで「グズグズしてる場合じゃない」って言った顕嵐くんは、ずっとここにいてくれそうな気がするんだよ。
そう思って、「顕嵐くんはぜったい辞めない」と真剣に言ったら、キューピットが笑った。みんなそうやって思ってるんだよって。すこし怖くなった。
そうか、みんな、信じてるから応援してるんだもんね。
つい最近、受験生の私に「人はいつ死ぬか分からないから毎日後悔しないように生きろ」という文章が飛び込んできて異様に腹が立ったのを思い出す。
明日死ぬかもなんて思いつづけて生きてたら将来のために勉強なんかしてないよ!って思った。
辞めると分かり切ったジャニーズJr.を応援する人がいるんだろうか。きっと好きな人がどんなに端っこにいたって、「一瞬のチャンス」を掴んでくれると信じてるに決まってる。
ジャニーズJr.の趣深さがはかりしれない。受験期にトンデモない沼にハマってしまった。